プロパンガスを解約したいと思っても、「どこへ連絡するのか」「何日前までに申し込むのか」「解約金や立ち会いは必要なのか」など、わからないことも多いでしょう。
特に注意したいのが、引っ越しでガスを止める場合と、今の住宅に住みながら別のプロパンガス会社へ変更する場合では、手続きが異なる点です。
手順を間違えると、希望日に閉栓できなかったり、設備の撤去や費用をめぐってトラブルになったりする可能性があります。
この記事では、プロパンガスの解約方法をケース別に整理し、申し込みから閉栓、最終料金の精算まで解説します。
何日前までに連絡するのか、立ち会いの有無、解約金、賃貸住宅での注意点なども紹介するため、手続き前に確認しておきましょう。
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プロパンガスの解約方法は2通り
プロパンガスの解約方法は、大きく「引っ越しによる使用停止」と「今の住宅で別のガス会社へ変更する場合」の2通りです。
それぞれ手続きの流れが異なるため、自分がどちらに該当するか確認しましょう。
引っ越しでは使用停止を申し込む
引っ越しで現在の住宅を退去する場合は、契約中のプロパンガス会社へ連絡し、使用停止を申し込みます。
退去日やガスを最後に使う日を伝え、その日程に合わせて閉栓してもらうのが基本的な流れです。
電話のほか、Webサイトや会員ページから申し込める販売店もあります。
閉栓後に最後のガス料金を精算すれば、基本的な手続きは完了です。
ただし、立ち会いの有無や支払い方法は販売店によって異なるため、申し込み時に確認してください。
新居でもプロパンガスを利用する場合は、新居を供給しているガス会社へ別途開栓を申し込みましょう。
会社変更では切り替え手続きを行う
現在の住宅に住みながらガス会社を変更する場合は、新しい販売店を決めてから手続きを進めます。
プロパンガスでは、ボンベやガスメーターなどの供給設備を販売店が所有していることがあり、契約を解約するだけでは変更できません。
新しい販売店への申し込み後、委任を受けた新販売店が旧販売店への解約通知や設備交換の日程調整を行うケースもあります。
先に旧販売店だけを解約すると、一時的にガスを使えなくなる可能性があるため、新しい販売店と切り替え方法を確認してから進めましょう。
ガス会社の選び方や詳しい変更手順を知りたい方は、関連記事「プロパンガス会社の変更方法」も参考にしてください。
契約中のガス会社がわからない場合
契約しているプロパンガス会社がわからない場合は、検針票や請求書、Web明細を確認しましょう。
販売店名や問い合わせ先、お客さま番号などが記載されている場合があります。
口座振替やクレジットカードで支払っているなら、利用明細から事業者名を確認できることもあります。
それでもわからなければ、賃貸住宅では大家や管理会社へ問い合わせてください。
ガスメーターやボンベ周辺に販売店名や緊急連絡先が表示されている場合もあります。
解約時には契約者名や住所、お客さま番号などを聞かれることがあるため、事前に準備しておくと手続きがスムーズです。
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【引っ越し】プロパンガスの解約手順
引っ越しでプロパンガスを解約するときは、「使用停止の申し込み」「閉栓」「最終料金の精算」の順に進めるのが基本です。
それぞれの手続きを確認しましょう。
手順1.ガスの使用停止を申し込む
引っ越し日が決まったら、契約中のプロパンガス会社へ使用停止を申し込みます。
一般的には、契約者名、住所、お客さま番号、連絡先、使用停止希望日などを伝えます。
申し込み方法は販売店によって異なり、電話やWebフォーム、会員ページなどが利用可能です。
このとき、閉栓時の立ち会いが必要か、最終料金をどのように支払うのかも確認しておきましょう。
退去日に引っ越し作業が重なる場合は、閉栓予定の時間帯も確認しておくと予定を組みやすくなります。
手順2.閉栓作業を受ける
使用停止日になると、販売店が閉栓作業を行います。
契約者が自分でガスメーターやボンベを操作する必要はありません。
立ち会いが必要かどうかは、住宅や販売店によって異なります。
屋外のメーターへ作業員が立ち入れる場合は、不在でも対応できることがあります。
一方、オートロックの集合住宅や室内への立ち入りが必要な場合、現地で料金を精算する場合などは立ち会いが必要になることもあります。
申し込み時に確認しておくと安心です。
手順3.最後のガス料金を精算する
閉栓後は、最後に使用した分までのガス料金を精算します。
口座振替やクレジットカードによる後払いのほか、請求書払いや閉栓時の現地精算など、支払い方法は販売店によって異なります。
基本料金の日割り方法も契約条件によって違うため、請求額に疑問があれば明細を確認しましょう。
契約時に保証金を預けている場合は、未払い料金などを差し引いたうえで返金されることがあります。
保証金の預かり証があれば、返金を確認するまで保管しておいてください。
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プロパンガスは何日前までに解約する?
引っ越しによる使用停止には、全国共通の「○日前まで」という決まりはありません。
一方、ガス会社の変更では、旧販売店が供給設備を撤去するための期間も考慮する必要があります。
引っ越しは退去日が決まり次第申し込む
引っ越しによる解約は、退去日が決まり次第、早めに販売店へ申し込みましょう。
受付期限は販売店によって異なり、数営業日前までの申し込みを求める会社もあります。
特に3〜4月の引っ越しシーズンは予約が集中するため、希望する日時に閉栓できない可能性があります。
目安として退去日の1週間程度前までに申し込んでおくと、日程を調整しやすいでしょう。
販売店が申し込み期限を定めている場合は、その期限を優先してください。
会社変更は設備交換までの期間に注意
ガス会社を変更する場合は、解約通知から設備交換まで一定の期間が必要です。
LPガス販売契約の解除を申し出た場合、旧販売店は正当な理由がない限り、所有する供給設備を遅滞なく撤去することが求められており、原則1週間以内が目安とされています。
ただし、「1週間経過すれば新しい会社が旧設備を自由に撤去できる」という意味ではありません。
設備の所有状況や料金精算なども関係するため、新旧販売店の間で調整してもらいましょう。
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【ガス会社変更】プロパンガスの解約手順
現在の住宅でプロパンガス会社を変更する場合は、新しい会社を決めてから旧会社への解約通知や設備交換を進めます。
大まかな解約方法の流れを確認しましょう。
新しいガス会社を先に決める
ガス会社を変更するときは、旧販売店を先に解約せず、新しい販売店を決めましょう。
先に解約すると、新しい会社の準備が整うまでガスを使用できなくなる可能性があります。
新しい販売店を選ぶ際は、基本料金や従量単価だけでなく、料金改定の条件、契約期間、設備費、解約条件、緊急時の対応なども確認してください。
料金だけで比較せず、将来的な値上げや解約時の条件まで確認しておくことが大切です。
旧ガス会社へ解約を通知する
新しい販売店が決まったら、旧販売店へ契約終了の意思を伝えます。
契約者自身が連絡するほか、新しい販売店へ委任し、解約通知や設備交換の日程調整を依頼できる場合もあります。
委任状を利用する場合は、何の手続きを任せるのか確認してから署名しましょう。
あわせて現在の契約書を確認し、契約期間や設備費などの精算条件が残っていないか確認してください。
新旧会社の供給設備を入れ替える
解約通知後は、旧販売店の供給設備を撤去し、新しい販売店の設備へ交換します。
ボンベやガスメーター、調整器などは販売店が所有している場合があるため、自分で取り外したり処分したりしてはいけません。
旧販売店の撤去と新販売店の設置日を調整し、ガスを使えない時間をできるだけ短くして切り替えます。
設備の扱いを利用者だけで判断せず、新旧販売店に任せましょう。
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プロパンガス解約時にかかる費用
プロパンガスを解約したからといって、必ず解約金が発生するわけではありません。
ただし、契約内容によっては設備費などの精算が必要になる場合があります。
解約金や設備費は契約内容で異なる
解約時に費用が発生するかどうかは、契約内容によって異なります。
特に戸建てでは、過去にガス会社が配管や給湯器などの設備費を負担し、一定期間の利用を前提とした契約が結ばれているケースがあります。
契約期間の途中で解約すると、未精算の設備費などを請求される可能性があるため、契約書を確認しましょう。
2024年7月2日からは、消費者によるLPガス事業者の切り替えを制限するおそれがある条件付き契約の締結などを禁止するルールが施行されています。
ただし、制度改正によって過去の契約に基づく費用がすべて自動的になくなるわけではありません。
費用を請求された場合は、契約書と金額の内訳を確認してください。
解約金や設備費について詳しく知りたい方は、関連記事「プロパンガス解約金が不安な方へ」もあわせて確認しておきましょう。
解約時は最後のガス料金も支払う
解約時には、最後に使用した分のガス料金も支払います。
最終料金には、前回の検針から閉栓までに使用したガスの従量料金や基本料金などが含まれます。
基本料金を日割りするかどうかは販売店や契約条件によって異なるため、請求内容を確認してください。
保証金を預けている場合は、最終料金などへ充当したうえで残額が返金されることもあります。
「解約金」と「最後に使用したガス料金」は別の費用なので、請求された金額の内訳を確認することが大切です。
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賃貸住宅でプロパンガスを解約する際の注意点
賃貸住宅では、退去による使用停止と、住み続けながらガス会社を変更する場合で対応が異なります。
特に会社変更を希望する場合は注意が必要です。
退去時はガスの使用停止を申し込む
賃貸住宅から退去する場合は、基本的に契約しているプロパンガス会社へ使用停止を申し込みます。
集合住宅で建物全体が同じ会社からガスの供給を受けていても、自分名義で契約している場合は契約者本人が手続きを進めるのが一般的です。
ただし、大家名義で契約しているなど、物件によって契約形態が異なることもあります。
自分名義でガス料金を支払っていない場合は、大家や管理会社へ確認しましょう。
新居でもプロパンガスを利用する場合は、新居側の販売店への開栓申し込みも必要です。
会社変更は大家や管理会社に確認する
賃貸住宅に住み続けながらガス会社を変更したい場合は、先に大家や管理会社へ確認しましょう。
特にアパートやマンションでは、建物単位でガス会社が決められており、一戸だけ変更するのが難しいことがあります。
賃貸戸建てでも、配管や設備について大家とガス会社が契約している可能性があります。
入居者の判断だけで設備交換を進めず、まず管理会社や所有者へ相談してください。
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プロパンガス解約トラブルの対処法
プロパンガスの解約では、引き止めや高額請求、設備撤去の遅れなどが起こる場合があります。
トラブルになったときの対応方法を確認しておきましょう。
約を引き止められた場合の対処法
解約を申し出たあとに値下げや契約継続を提案されても、納得できなければ契約を続ける必要はありません。
変更する意思が固まっている場合は、その旨を明確に伝えましょう。
値下げを理由に契約を継続するなら、提示された料金がいつまで適用されるのか、今後どのような条件で変更されるのかも確認してください。
重要なやり取りはメールや書面など、記録が残る方法で行うと後から確認しやすくなります。
高額な解約費用を請求された場合
解約時に予想していなかった高額な費用を請求された場合は、まず請求の根拠を確認してください。
契約書や請求書を見て、違約金、設備費、未払い料金など、何に対する請求なのかを整理します。
設備費であれば、対象設備や当初の金額、残額の計算方法について販売店へ説明を求めましょう。
契約内容と請求内容が一致しない場合や十分な説明を受けられない場合は、消費生活センターなどへ相談する方法があります。
契約書や請求書、メールなどの記録は、問題が解決するまで保管してください。
旧ガス会社が設備を撤去しない場合
解約後も旧販売店のボンベやガスメーターが残っている場合は、自分で処分せず、旧販売店へ撤去予定日を確認しましょう。
契約解除の申し出があった場合、旧販売店は正当な理由がない限り、所有する供給設備を遅滞なく撤去することが求められています。
対応が進まなければ、新しい販売店にも状況を伝え、新旧販売店で調整してもらってください。
それでも解決しない場合は、連絡した日時や内容を記録したうえで、地域のLPガス協会や行政窓口、消費生活センターなどへ相談しましょう。
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まとめ
プロパンガスの解約方法は、引っ越しによる使用停止と、今の住宅で別のガス会社へ変更する場合で異なります。
引っ越しでは、退去日が決まり次第、現在の販売店へ早めに使用停止を申し込みましょう。
退去日の1週間程度前を目安にしておくと、閉栓日を調整しやすくなります。
会社変更では、新しい販売店を先に決め、旧販売店への解約通知と供給設備の交換を進めるのが基本です。
解約時に費用を請求された場合は、「解約金」という名称だけで判断せず、契約書と請求内容を照らし合わせて確認してください。
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プロパンガス解約に関するよくある質問
プロパンガスの解約では、申し込み方法や閉栓当日の対応について疑問を感じることもあります。
よくある質問を確認しておきましょう。
Q.電話だけでプロパンガスを解約できる?
電話だけで使用停止を申し込めるプロパンガス会社もあります。
ただし、受付方法は販売店によって異なり、Webフォームや会員ページから申し込める場合もあります。
引っ越しの場合は、契約者名、住所、お客さま番号、使用停止希望日などを準備しておくとスムーズです。
一方、今の住宅でガス会社を変更する場合は、電話で閉栓を申し込むだけでは切り替えられません。
新しい販売店との契約や解約通知、供給設備の交換が必要になります。
Q.閉栓時に立ち会いは必要?
プロパンガスの閉栓は、必ずしも契約者の立ち会いが必要とは限りません。
屋外のガスメーターへ作業員が立ち入れる場合は、不在でも対応できることがあります。
一方、オートロックの建物や室内作業が必要な住宅、現地で料金を精算する場合などは立ち会いを求められることがあります。
販売店によって異なるため、使用停止を申し込む際に確認してください。
本人が対応できない場合は、家族などの代理人でもよいか聞いておくと安心です。
Q.退去当日でも解約できる?
当日に申し込んでも、希望する時間に閉栓してもらえるとは限りません。
閉栓に作業員の訪問が必要な場合、予約が埋まっていると当日対応できない可能性があります。
特に3〜4月の引っ越しシーズンは混みやすいため、退去日が決まり次第申し込みましょう。
すでに退去日当日であれば、契約している販売店へ連絡して対応可能な日時を確認してください。
自分でメーターやボンベを操作することは避けましょう。
Q.プロパンガスの解約を断られることはある?
契約継続を提案されたからといって、それだけを理由に契約を続ける必要はありません。
ただし、契約期間の途中で解約する場合、設備費などの精算が必要になることがあります。
「解約できない」と言われた場合は、契約終了そのものを拒否しているのか、解約時の費用について説明しているのかを確認してください。
話し合いが進まない場合は、契約書とやり取りの記録を準備して、消費生活センターなどへ相談しましょう。
Q.ガスボンベは自分で撤去できる?
プロパンガスのボンベやガスメーターなどを、自分で取り外したり処分したりすることは避けてください。
これらの供給設備は販売店が所有している場合があり、ガスを扱う設備でもあるため、利用者が自己判断で撤去するものではありません。
引っ越しの場合は契約中の販売店へ使用停止を申し込み、必要な対応を任せます。
ガス会社を変更する場合も、新旧販売店に撤去・設置の日程を調整してもらいましょう。

