アパートやマンションでは、住んでいる人が自分の部屋だけプロパンガス会社を変えることはできません。
理由は建物全体が同じガス会社と契約しているからですが、どうしてガス会社を変えられないのか、他にも理由があるんです!一緒に詳しく見ていきましょう!
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プロパンガス契約が建物全体で結ばれている
集合住宅では、プロパンガスの供給契約は個々の入居者ではなく、建物全体の大家がガス会社と一括して結んでいます。
このため、個々の入居者が自分の判断で別のガス会社に変更することはできません。
建物全体が同じガス供給システムを使用しているため、特定の入居者だけが別の会社と契約することは技術的に困難です。
ガス設備が建物全体に組み込まれている
プロパンガスの供給には、ガス配管やメーター、ボンベなどの設備が必要です。
これらの設備は建物全体に設置されているため、一部の入居者が別のガス会社に切り替えることはできません。
ガス会社を変更するには、建物全体のガス供給設備の調整が必要となるため、大家の同意が必要です。
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大家の意向が優先される
ガス会社との契約条件や供給体制は、建物全体の大家が決定します。
そのため、入居者がガス会社の変更を希望する場合、まず大家に相談し、大家が契約変更を検討する必要があります。
しかし、大家が現行の契約に満足している場合や長期契約を結んでいる場合は、ガス会社の変更は難しいことが多いです。
法的な制約
一部のケースでは、ガス会社との契約に長期間の供給義務や解約に関する制約が含まれていることがあります。
特に、ガス設備の設置費用をガス会社が負担している場合、長期契約が条件となっていることが多く、契約を簡単に解除できない場合があります。
消費者保護の動きがある
集合住宅の入居者はプロパンガス会社を自由に選択することが困難な状況にあります。
ただし、2024年に経済産業省が示した制度改正案では、ガス供給と関係のない設備費用の上乗せを禁止するなど、消費者保護の観点から改善が検討されています。
大家さんに交渉してガス会社を変更することは可能
集合住宅では、入居者が一人の判断でプロパンガス会社を変更することはできず、ガス会社の変更を希望する場合は、大家の同意が必要です。
変更を希望する際は、まず大家に相談し、建物全体での契約見直しを依頼することが必要です。
LPガス料金の相談は「プロパンガス料金適正化協会」
プロパンガス料金や切り替え先について相談は、「プロパンガス料金適正化協会」までお問い合わせください。当協会はLPガス料金の透明化を推進する消費者保護団体です。
プロパンガスの専門家による無料相談や透明性の高いガス業者の紹介を行っています。新規契約でガス業者を探している方にも、わかりやすくプロパンガスの疑問にお答えしています。
まとめ
集合住宅では、プロパンガスの契約は、大家さんがガス会社とまとめて行っているため、入居者が個別に変更することはできません。
ガス設備も建物全体で一体化されているため、変更には大家さんの同意が必要です。
2024年の制度改正案では、上乗せ禁止など消費者保護の動きがあります。
ガス料金が高くてお困りの場合は、まず大家に相談しましょう。