プロパンガスの料金を気にせず料理に励みたいと悩んでいる方も多いはず。しかし、日本は原料となる液化石油ガスを海外からの輸入に頼っている状態です。そのため、安い料金でのプロパン使用は今後も難しい状況にあるでしょう。
そこで今回は、プロパンガス節約に効果的な調理法を詳しくご紹介。
毎日の料理の時間に取り入れるだけで、簡単にガス料金の節約が可能です。料金を抑えながら料理をしたい方、ガス料金の請求金額が高いと感じている方はぜひ参考にしてみてください。
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料理中にできるガス節約方法18選
料理すればするほど、増えていくプロパンガスの料金。ガス代がネックで調理を避けているメニューもきっとあるのでは？これからご紹介する調理法を取り入れて、ガス料金を節約していきましょう。
電子レンジを使う
料理中のガス節約方法は、電子レンジを活用することです。オール電化とプロパンガス＋電気使用の家庭の光熱費を比べると、オール電化の光熱費のほうが安くなります。
ただし、オール電化は導入費用が高額です。プロパンガス使用の家庭は、電子レンジのように電気を使った調理法を多用することで節約効果を得られるでしょう。
炊飯器で料理を作る
電気を使った調理法では、炊飯器を活用するのもガス節約に効果的です。煮込みに時間がかかる肉じゃがや豚の角煮、魚の煮付けなどは、プロパンガスの使用量がかさんでしまう代表的メニュー。
調理機能が付いた圧力炊飯器を活用すれば、ガス料金を節約できるだけでなく、料理時間の時短も可能です。
調理は中火でおこなう
強火ではなく中火での調理はガス使用量を抑えられるだけでなく、不意の吹きこぼれや食材の焦げ付きを防ぐことができます。
料理の失敗は、その多くが火加減によるもの。また、プロパンガス用のコンロのほとんどは強火力バーナーと標準バーナーに分かれています。
強火力バーナーの火力は標準バーナーの約1.5倍とガス使用量も大きくなるため、メニューによってバーナーを使い分けるのも節約におすすめです。
余熱を活用して調理する
煮込み料理のレシピに、「中火で10分間煮込む」と記載されてあれば直火で10分間煮込まないと美味しく出来上がらないような気がしてしまうでしょう。
しかし、煮込み終わってガスの火を止めても、しばらくの間は鍋自体が熱いままです。よほど寒い季節でもなければ、余熱を活用しての調理法が節約に効果的。10分間煮込むのであれば、7分くらいで火から下ろすなどして煮込み時間を調整していきましょう。
鍋ウォーマーを活用する
外側が布、内側にアルミ素材を施した鍋の保温カバー(鍋帽子)は、鍋の保温や余熱調理に効果的なアイテム。ガス節約を兼ねたエコな調理法として注目されています。
100円ショップでも手軽に買えるので、ガス節約の調理法として効果的です。出来上がりの温度低下も防げるため、頻繁な温め直しをする手間が省けます。
お湯は電気ケトルで作る
1日に何度もやかんでお湯を沸かしている方もいるはず。しかし、コーヒーや紅茶を作るときのお湯はやかんではなく、電気ケトルを活用するとガス節約につながります。
また、やかんでお茶の煮出しを行う際もあらかじめ電気ケトルで沸かしたお湯を使用するのがおすすめです。すぐ沸騰してくれるので、プロパンガスの使用はお茶の煮出しの仕上げのみで済んでしまいます。
2品以上を同時加熱する
毎朝、家族のお弁当作りをしている方は、2品以上のおかずを同時加熱できるタイプのフライパンを使用するとガス節約に役立ちます。
同時加熱すれば、調理中の時間だけでなくフライパン温めの時間も1回分のカットが可能。仕切りがついているので、異なった味付けでも調味料が混ざることなく調理にも便利です。
料理は多めに作り置きをする
常備菜づくりであれば、多めに作り置きしておくとガス節約につながります。作った料理は、ふたも電子レンジ加熱できる耐熱ガラス容器での保存がおすすめ。
再加熱したいときは、容器を丸ごと庫内に入れるだけと簡単です。ふた代わりのラップも不要なので、光熱費だけでなく消耗品にかかる費用の節約もできます。
調理前はなべ底の水滴を拭き取る
環境エネルギー庁の家庭でできる省エネ方法を紹介するサイトでは、なべ底の水滴を拭き取ってから調理を始めることも節約に役立つと記載しています。
お鍋を洗ってすぐ使用する場合、なべ底の水滴のことまで気にしていない方も多いはず。水滴の蒸発に余分なプロパンガスを使用しなくてよいように、ガスコンロに載せる前はチェックするようにしておきましょう。
参考：環境エネルギー庁
コンロの炎はなべ底からはみ出さない
環境エネルギー庁のサイトでは、コンロの炎がなべ底からはみ出さないようにするだけで、年間で約390円の節約になると紹介しています。
ガス量では2.38㎥の省エネになり、CO2であれば5.3kgの削減になるようです。料金の節約になるだけでなく、SDGsの取り組みであるカーボンニュートラルにも貢献できます。
参考：環境エネルギー庁
鍋は蓋や落し蓋を活用する
鍋を使った料理では、蓋や落とし蓋を活用することでガスの節約になります。ふたや落とし蓋で熱を逃がさないようにすれば、食材の温度維持に役立ちガス加熱の時短が可能です。
吹きこぼれも防いでくれる落とし蓋は、アルミホイルやクッキングペーパーなど自宅に常備してあるもので簡単に代用できます。
圧力鍋を使用する
ガス節約になる調理法には、圧力鍋の使用もよいでしょう。ガス加熱は圧力がかかるまでで済む圧力鍋は、煮込む時間を大幅に短縮できます。
圧力鍋に適しているのは、じゃがいもや人参などの根菜を使ったカレーや肉じゃがなどのメニューです。玄米も美味しく炊けるので、健康やダイエットに興味がある方にも向いている節約方法です。
揚げ物調理を控える
ガス節約には揚げ物調理を控えることも効果的です。とくに冷凍食材をそのまま高温の油に連続で投入する場合は注意。
冷凍食材を揚げ油のなかに入れると、せっかく温めた油の温度が急降下します。きつね色にこんがりと揚げるためには再び温度を上昇させる必要があり、想像以上にガス使用量がかさんでしまうことも。
唐揚げやとんかつなど揚げ物の代表メニューであればテイクアウトがおすすめです。最近ではリーズナブルに購入できるお店が増えてきているので、近隣のお店をリサーチしてみるのもよいでしょう。
冷凍食材は自然解凍後に調理へ使う
小分けで冷凍した肉や魚であれば、自然解凍後に調理することもガス節約の方法です。先ほどお伝えした揚げ油の温度が急降下する原理と同じで、凍ったままの食材を投入すると鍋の湯温やフライパンの温度が下がってしまいます。
夕食の調理に使う場合は昼食後ぐらいから室温に慣らしておけば、自然解凍が可能です。
卓上IHヒーターを利用する
温めなおしが発生しやすい鍋料理であれば、卓上ガスコンロではなくIHヒーターを利用するのもプロパンガス節約になるでしょう。
最近では、多機能な卓上IHヒーターの購入が可能です。煮込み料理だけでなく、揚げ物や炒め物ができる高火力タイプも選べます。料理好きでガス料金が気になる方の節約方法としてもぴったりです。
ガスコンロの掃除を定期的におこなう
ガスコンロのトップテーブル(天板)の汚れは目につきやすいもの。しかし、バーナーキャップの掃除はつい忘れがちではないでしょうか。
バーナーキャップの炎口が焦げやすすで目詰まりしているご家庭も多いはず。放置しておくとプロパンガス使用の効率が悪くなるだけでなく、不完全燃焼や一酸化炭素中毒など事故の原因にもなってしまいます。
歯ブラシやつまようじなどで目詰まりを取り除くなど、定期的にメンテナンスをすることでガス節約に効果的です。
食洗器を導入する
プロパンガス節約には、食洗機を導入するのもおすすめです。手際よくこなしているつもりでも、手洗いはガス使用量がかさみがちになってしまいます。
また、食洗機の導入で手荒れの防止にも効果的です。冬場になるとひどく手が荒れてしまう方は、皮膚の保護も兼ねて食洗機で光熱費の削減をはかっていきましょう。
給湯器を低温で使用するのもおすすめ
食洗機を導入できない場合は、給湯温度を低温に設定してから使用するのも節約になります。元の水温と設定温度に開きがあればあるほどガス使用量が増えるため、低温にしてから食器を洗うようにしてみましょう。
LPガス会社乗り換えによる節約術
節約に励んでも自由料金であるプロパンガスはもともとの料金が高いため、効果を実感しづらい面もあります。適正価格でプロパンガス契約しているわけではなさそうなら、LPガス会社自体の乗り換えを検討してみるのもよいでしょう。
適正価格のガス会社に乗り換えれば、いまの請求金額から2～5割ほど料金を下げられることも夢ではありません。
LPガスの相談は「プロパンガス料金適正化協会」
プロパンガス料金を気にせず料理をしたい方は、ぜひ一度「プロパンガス料金適正化協会」までご相談ください。契約中のガス料金が適正価格なのか、そうでないのかをお調べいたします。
プロパンガスの適正価格は、都市ガスの1割増しぐらいです。適正価格のLPガス会社に乗り換えれば、大幅な光熱費削減ができるでしょう。LINEや電話での無料相談を行っていますので、ぜひ気軽にお問い合わせください。
まとめ
料理中のプロパンガス料金は、調理法を変えるだけで抑えることが可能です。今回の記事を参考に光熱費の削減に励んでいきましょう。
料金に対して根本的な問題を解決したいなら、適正価格のLPガス会社へ乗り換えがおすすめです。プロパンガス料金適正化協会の無料相談で、ガス料金を気にせず料理できる環境に変えていきましょう。
