ガス料金の平均や適正価格について考えたことはありますか?ガス代が高いと悩む前に、まずこれらの点について知るべきでしょう。
特にプロパンガスを使用している方は、適正価格以上のガス代を払わされている可能性も考えられます。
基本料金が高い場合は省エネを心掛けても、ガス代を安く抑えることが難しいでしょう。
今回の記事では、プロパンガス料金の平均や、適正価格でプロパンガスを使う方法と注意点についてまとめました。
プロパンガスの料金が高いと感じているのなら、ぜひ参考にしてください。

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LPガスの平均価格は安くない!?
プロパンガスは昔から自由料金制が用いられており、プロパンガス会社が自由にその価格を設定して良いことになっています。
「価格競争が起こって価格が下がるのでは?」と考える人も多いと思いますが、実際には価格競争が行われていません。プロパンガス業界は、料金設定が自由であるのに価格競争がない特殊な業界だと考えて良いでしょう。
割高設定!販売店の「言い値」
その他のサービスなら、販売店同士で顧客を得るために価格を下げる・自社ならではのサービスを追加するなどの方法で差別化を図ります。
しかしプロパンガス業界においては、消費者の下記のような思い込みによって価格が下がらない状態が続いています。
- プロパンガス会社は変えられない
- プロパンガスは公共料金のようなものだから値下げ交渉ができない
- どのプロパン会社も同じような料金に違いない
そのためプロパンガスの料金が下がることはなく、プロパンガスの相場や平均自体が適正価格よりも高くなってしまうのです。
つまり、「平均価格」「相場通り」だからと言って、適正価格と考えてはいけません。
1ヶ月のLPガス平均価格例
まず、全国平均の1ヶ月のプロパンガス平均価格例について説明します。
全国平均は約9,000円前後!
一般社団法人日本エネルギー経済研究所:石油情報センターが公表している2022年のプロパンガス料金全国調査では、基本料金が1,911円で10㎥使用した場合の毎月のプロパンガス料金は8,832円程度になります。使用量が5㎥であれば5,410円程度です。
※一般社団法人日本エネルギー経済研究所:石油情報センター(2022年10月)
【地方別】LPガスの平均金額
次に、地域別のプロパンガスの平均金額を一覧にしました。自分のガス代と比べてみましょう。
LPガスの平均価格一覧表
地域 | 基本料金 | 5㎥ | 10㎥ | 20㎥ |
---|---|---|---|---|
北海道 | 2,154円 | 6,661円 | 10,852円 | 18,706円 |
東北 | 1,910円 | 5,767円 | 9,634円 | 17,007円 |
関東 | 1,816円 | 5,042円 | 8,264円 | 14,471円 |
中部 | 1,930円 | 5,457円 | 8,856円 | 15,323円 |
近畿 | 1,942円 | 5,297円 | 8,562円 | 14,738円 |
中国 | 2,025円 | 5,776円 | 9,275円 | 15,883円 |
四国 | 1,949円 | 5,385円 | 8,726円 | 15,048円 |
九州 | 1,865円 | 5,409円 | 8,781円 | 14,982円 |
沖縄 | 1,794円 | 5,526円 | 9,193円 | 16,074円 |
※一般社団法人日本エネルギー経済研究所:石油情報センター(2022年10月)
【世帯別】LPガスの平均金額
ここでは、プロパンガスの1ヶ月の平均価格例を家族人数別に紹介しましょう。
世帯人数別のLPガス平均価格一覧表
家族人数 | 平均使用量/月 | ガス料金/月(税込) |
---|---|---|
〜2人暮らし | 6.5㎥ | 6,435円 |
3人暮らし | 8.9㎥ | 8,105円 |
4人暮らし | 11.3㎥ | 9,776円 |
5人暮らし | 11.7㎥ | 10,054円 |
※一般社団法人日本エネルギー経済研究所:石油情報センター(2022年10月)
LPガスは平均価格よりも安くなる!
プロパンガスは価格競争が進まないことから、適正価格よりも平均価格の方が高くなってしまう傾向があります。
そのため平均価格や相場はプロパンガス会社選びの指標としては使うべきではないでしょう。
LPガスは「適正価格」で見ると良い
プロパンガスの料金を比べる時には平均ではなく適正価格を見てください。適正価格と平均価格の違いについて説明しましょう。
平均価格と適正価格の違い
平均価格とは、地域別や家族人数別に実際にかかっているプロパンガス料金の平均を計算したものです。
それに対して適正価格は、プロパンガス会社が赤字になることなく運営していけるほどの価格を指しています。
つまり消費者は、適正価格でプロパンガスを提供してくれるガス会社を選ぶべきなのです。
LPガスを適正価格にする為の注意点
プロパンガスを適正価格にするためには次の点に注意してください。
LPガス専門家に相談する
プロパンガスの適正価格を知りたいという方はプロパンガスの専門家に相談するべきです。
プロパンガス料金適正化協会ではプロパンガス会社の選び方についてのサポートだけでなく、優良なプロパンガス会社の紹介も行っています。
これからプロパンガス会社を選ぶ・プロパンガス会社の切り替えを検討しているのなら、ぜひお気軽にお問合せください。
安すぎる訪問勧誘で安易に契約しない
強引な訪問勧誘や安すぎる価格を提案してくるプロパンガス会社と安易に契約を結ぶべきではありません。
なぜなら、悪質なプロパンガス会社では適正価格や平均価格よりずっと安い値段を提示して契約を得た後に不当な値上げを行う会社が存在するのです。
また、解約時に高額な違約金を請求されるなどのトラブルも多発しています。
つまり値段だけでプロパンガス会社を選んではいけないということです。
LPガス料金の算出方法は?
最後にプロパンガス料金の算出方法についてまとめました。
「基本料金+従量料金」(1ヶ月)
ガスを使用しなくても請求される基本料金と、ガスの使用量によって加算される従量料金を合算したものが毎月のプロパンガス料金になります。
プロパンガス会社は、基本料金・従量料金の両方を自由に設定可能です。
適正価格でLPガスと契約するために
ここからは適正価格でプロパンガス会社と契約を結ぶ方法について説明します。
「プロパンガス料金適正化協会」に相談

自分自身で優良なプロパンガス会社を探すのは困難です。
プロパンガスの専門家であるプロパンガス料金適正化協会に相談しましょう。
お住まいの地域のプロパンガス適正料金を明らかにした上で、お客様の抱えている問題の解決をサポートします。
プロパンガス料金適正化協会ではプロパンガス会社の紹介の他「プロパンガス料金について聞きたい」という質問にも対応可能です。
すぐに切り替えを考えているわけではないという方でも、まずは自分のガス料金が適正価格に比べてどれくらい高額なのか・適正なのかを確認すると良いでしょう。

まとめ
プロパンガスの平均や相場は適正価格よりも高くなっている可能性が高く、平均・相場と同じくらいのガス料金だから安心だと考えてはいけません。
自分が暮らしている地域のプロパンガスの適正価格を知り、適切な価格でプロパンガスが使用できるようになってください。
