プロパンガス高騰で受けられる補助金【家庭・事業者向け】申請方法・値引き額・節約方法とは

プロパンガス料金が高騰している昨今。ガソリンや電気料金は国からの補助金がありますが、プロパンガスには何らかの支給はないのでしょうか。

収入は上がらないのにガス料金の出費が上がり続けるのは、家計に大打撃です。

そこで今回は、LPガス価格高騰緊急対策事業補助金とは何なのか、申請方法や値引き額も合わせて詳しくご紹介いたします。

家庭でもできる効果的な節約方法もまとめてみました。プロパンガス料金を高いと感じている方、補助金について調べている方、節約方法が知りたい方はぜひご覧ください。

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目次

ガス代高騰で受けられる補助金はある?

プロパンガスにも、ガス代高騰で受けられる補助金があります。国の地方創生臨時交付金を活用したLPガス価格高騰緊急対策事業補助金です。いったいどのような補助なのか、詳しくチェックしていきましょう。

「LPガス価格高騰緊急対策事業補助」とは?

LPガス価格高騰緊急対策事業補助とは、小売価格の上昇による負担を軽減するため、使用料金の値引きを実施した販売事業者に対し補助金を交付するものです。

LPガス価格高騰緊急対策事業補助の内容

LPガス価格高騰緊急対策事業補助金の内容を対象者、支援時期、値引き額などに分けて詳しくチェックしていきましょう。

補助対象者・事業者

LPガス価格高騰緊急対策事業補助金の対象者は、一般消費者にプロパンガスを供給する販売事業者です。一般消費者に料金値引きを行った際に、かかった経費に上限を設けて各都道府県が支援するシステムとなっています。

支援時期

LPガス価格高騰緊急対策事業補助の支援時期は、各都道府県によって設定期間が異なります。例えば、東京都では令和5年7月分~9月分(8月~10月検針)の使用料金が支援時期の対象期間です。

参考:東京都環境局

値引額

LPガス価格高騰緊急対策事業補助金の値引き額は、各都道府県によって金額が異なります。都道府県におけるLPガス料金対策の一部を抜粋してまとめてみました。

都道府県名LPガス料金対策の内容
岩手県使用量に応じ契約当たり1,800円、3,000円、6,000円
東京月1,000円×3か月
神奈川契約当たり2,280円
山梨省エネ等設備導入支援
滋賀月400円×6か月
島根契約当たり4,250円
宮崎LPガス料金の支払にも利用できるプレミアム商品券
鹿児島月1,350円×4か月

上記の表のように、全国の都道府県で行われているLPガス料金の値引きは一律ではなく、幅広い内容となっています。

引用:「10月23日時点 資源エネルギー庁調べ」より

補助対象経費一覧

LPガス価格高騰緊急対策事業補助金における対象経費を東京都の例からご紹介いたします。

補助対象経費補助対象及び交付額
システム改修など経費上限16万円
申請書類作成など手数料定額3万円
減額対応手数料世帯数149以下の場合 定額3万円世帯数150以上の場合 1世帯あたり200円(上限280万円)
支援の経費減額の原資を補填一般消費者あたり500円×支援を実施した相当月数

引用:東京都環境局

この表からもわかるとおり、一般消費者に対する減額分の原資は一部のみ国から事業者に補填されるかたちです。

受付期間

LPガス価格高騰緊急対策事業補助金の受付期間は、東京都の例を記載しておきます。実際には、所在地のある都道府県にお問い合わせください。

手続き時期受付期間
交付申請事業開始前(値引きの開始から1週間前まで)7/10~8/31
実績報告書事業完了後、30日以内
請求書口座振替依頼書確定額通知受理後、速やかに提出10/23~12/22

引用:東京都環境局

 

提出締め切り日について

LPガス価格高騰緊急対策事業補助の実績報告書の提出締切日は、東京都の例を記載しておきます。

事業完了日10/110/1010/2010/31
締切日10/3111/911/1911/30

引用:東京都環境局

【家庭向け】補助を受ける方法は?

これまで詳しく解説してきたLPガス価格高騰緊急対策事業補助金ですが、消費者となる一般家庭が補助を受ける方法はどのようになっているのでしょうか。

自分からの申請は不要

LPガス価格高騰緊急対策事業補助金は、消費者に値引きを行った事業者が対象です。そのため、販売事業者がプロパンガス料金から値引きを行います。基本的に、自分からの申請は不要です。

値引額の確認方法について

LPガス価格高騰緊急対策事業補助によって料金値引きがされた場合は、検針票や請求書に記載があります。検針票や請求書に記載できない場合は、案内文の配布などが事業者より行われます。

LPガスの節約方法

LPガス価格高騰緊急対策事業補助で受けられる補助金は、家庭ごとに見ると極めて少額なエネルギー対策です。限定的な補助金でもあるため、高騰するガス料金に対策するためには日頃からの節約が大切になってくるでしょう。

以下に、家庭で今日からできるLPガスの簡単な節約方法をご紹介いたします。

使用するお湯の量を減らす

家庭で簡単にできるプロパンガスの節約方法は、使用するお湯の量を減らすことです。入浴時の浴槽に溜める湯量を減らすとよいでしょう。湯はり量は浴室リモコンから簡単に設定・変更できます。

普通浴槽では20リットル単位で調節できることが多いので、まずは20リットル減から始めてみましょう。

参考:リンナイ

お風呂の追い炊きを控える

プロパンガスの節約方法は、お風呂の追い焚きを控えることも効果的です。とくに寒い冬は湯温の下がりが早まります。浴室リモコンの追い焚きボタンをつい気軽に押してしまう方も多いはず。

湯量が多ければ多いほど、1回の追い焚きにかかるプロパンガス使用量も増えてしまいます。入浴時間が長く、追い焚きの回数が多い家庭は控えてみるようにしてみましょう。

シャワーを節水する

シャワーの節水は、プロパンガスの節約にかなり大きな効果をもたらします。

【シャワー使用によるプロパンガス料金の目安】

使用時間・回数使用水量プロパンガス料金
5分  60リットル約28.46円
10分120リットル約56.92円
15分180リットル約85.38円

毎日シャワーを15分使用している場合、5分減らすだけで1か月あたり854円も料金が抑えられます。

約56.92円×30日=約1,707円

約85.38円×30日=約2,562円

約2,562円-約1,707円=854円

家族全員が協力することで、節約効果は何倍にもなるでしょう。

お湯の設定温度を下げる

湯船の設定温度を下げることも、プロパンガスの節約方法です。元の水温と設定温度に開きがあればるほど、プロパンガス使用量は増加します。

40~42℃が適温といわれています。湯張りの設定温度が43℃以上になっている家庭は、季節に応じて調節してみてください。

LPガス値上げが正当かを判断する方法

LPガス事業者が料金値上げをする際は、消費者へ1か月前に書面で通知する義務があります。しかし、プロパンガスは自由料金制です。消費者にとって、事業者側の値上げが正当だと判断する方法はあるのでしょうか。

他のLPガス会社と料金を比較する

LPガス値上げが正当かを判断する方法は、他のLPガス会社と料金を比較することです。事業者によっては公式サイトでプロパンガス料金表を掲示しているので、あれば参考にしてみるとよいでしょう。

ただし、プロパンガス料金は世界情勢によって変化するため、料金表の金額はあくまでも目安としておくのがおすすめです。

LPガスの専門家に相談する

現契約のガス会社が正当な値上げをしているのか、きちんと調べておきたいという方はLPガスの専門家に相談することがベストです。

自由料金制のプロパンガス業界では価格設定が透明化されていないため、消費者がひとりで値上げの正当性を判断しようとしても難しい面があります。

LPガスの料金相談は「プロパンガス料金適正化協会」

LPガスの専門家に相談してみたい方は、「プロパンガス料金適正化協会」へ問い合わせしてみましょう。2006年に設立された当協会では、プロパンガス料金の透明化を使命に優良なガス会社の紹介や悩み相談を行っています。

プロパンガス料金が高いのは、もしかしたら知らずして価格の高い事業者と契約しているからかもしれません。LINEや電話から無料相談を受け付けているので、払いすぎているのかどうか気軽に試してみましょう。

まとめ

LPガス価格高騰緊急対策事業補助金とは、一般消費者に料金値引きを行う事業者に交付される補助金です。消費者による申請は不要で、値引き額は各都道府県によって異なります。

補助は限定的かつ少額であるため、プロパンガス料金を高いと感じている方は家庭での節約方法で対処していく必要があるでしょう。料金値上げの正当性を知りたい方、節約をしたい方はLPガス専門家のいるプロパンガス料金適正化協会にぜひ無料相談してみましょう。

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