電気代が節約できる14の方法とは？家電・契約・季節に合わせたおすすめの手段を紹介

2023 5/02

電気代の値上げは、いつまで続くのでしょうか？これ以上、光熱費の高騰が続くと家計が圧迫されるため、節約の必要性を感じている人も多いでしょう。しかし、電気代の節約といわれても、どうすればよいのか、方法がよくわからないという人も多いはず。

この記事では、契約プラン・家電・季節ごとにおすすめな電気代の節約方法を詳しくご紹介していきます。毎月の電気代を少しでも安くしたい、家計が厳しくて困っている方は、ぜひチェックしてみてください。

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電気代節約術14の方法とは？

電気代を節約するには、「契約プラン」「家電」「季節に合わせた使い方」などの見直しに早めに着手していくことです。具体的な方法をこれから解説していきます。

契約プランを見直す

電気代の節約方法は「契約プランを見直すこと」です。電気の契約プランは、お客様の申し出によって決定されます。しかし、お住まいに入居した当初に比べ、ライフスタイルが変化した、もしくは変化できるということはないでしょうか。

もしそうであれば、契約プランを見直す余地は十分にあります。

アンペア数を下げる

電気代を節約するには、「アンペア数を下げる」方法があります。使った電力量に応じて金額が変わる従量電灯の場合、電力料金自体に大きな差はありませんが、基本料金を大きく引き下げることが可能です。

※東京電力の従量電灯Bの場合

基本料金	税込料金	アンペアをひとつ下げた場合の差額	年間節約金額 (12か月分で計算)
15A	442円86銭	147円62銭	1,771円44銭
20A	590円48銭	295円24銭	3,542円88銭
30A	885円72銭	295円24銭	3,542円88銭
40A	1,180円96銭	295円24銭	3,542円88銭
50A	1,476円20銭

ワンランクでもアンペア数を下げた場合、年間で考えると、かなりの節約効果が生まれることがわかります。しかし、変更後のアンペア数がご家庭での消費量に見合わず、ブレーカーがすぐに落ちて困ってしまうケースもあるため注意です。

引用：東京電力料金単価表

支払い方法を見直す

電気代の節約には「電力会社への支払い方法の見直し」もあります。電力会社によって内容は違うものの、割引やポイント還元が受けられるため、利用していなかった方は節約のチャンスです。

・クレジットカード：料金に応じたポイント還元

・口座振替；電力会社による割引
(東京電力の場合は税込55円引き/月)

加入しているクレジットカードのポイントがいくら付加されるのか、口座振替の割引額と比較して、より得する支払い方法を選ぶのがおすすめです。

契約プランを見直す

電気代の節約方法には「契約プラン自体を見直す」方法もあります。日中は仕事で家にいないという方もいるでしょう。帰宅してからの電力使用が多いご家庭なら、夜間の電気代が安くなるプランに変更することもおすすめです。

ただし、夜間の電気代が抑えられているのに対し、昼間の電気代は割高に設定されています。変更して本当に節約になるのか、きちんとシミュレーションしておく必要があります。

LPガスセット割引を活用する

最近、電気代の節約方法として注目されているのが、「LPガスと電気のセット割引」です。エネライフのセット割を例に上げると、以下の適用条件に該当する場合は契約プランに応じて、支払い金額の0.5%割引や毎月275円の割引が受けられます。

※セット割引の適用条件

①LPガスと電気の同一契約者であること
②LPガスと電気の使用場所が同じであること

適用条件のハードルは高くないため、検討してみるのもよいでしょう。

家電の節約方法を見直す

家電の節約方法を再度見直すことも、光熱費の削減につながります。わずかな対策で、大きな節約効果が見込めるため、ぜひ検討してみてください。

エアコン

家庭での消費電力の割合が高い家電、エアコン。付帯している節電機能を活用する、フィルターをこまめに清掃するなどが、今すぐにでもできる電気代の節約方法です。

お子様がまだ幼いなら、就寝中は家族まとめて就寝するのもおすすめ。夜中にエアコンを使用する部屋をひとつにまとめれば、消費電力自体もグッと引き下げられるでしょう。

冷蔵庫

冷蔵庫も家庭のなかで消費電力の割合が高い家電です。設定温度を「強」から「中」に変更する、食品を詰め込みすぎないなどの基本的な対策方法で電気代の節約を図っていきましょう。

また、意外な盲点となるのが「扉を開けた際の閉め忘れ」です。扉が開けっ放しになっている時間が長いと、電力消費が増えるどころか、冷蔵庫自体の故障にもつながるため要注意です。

テレビ

資源エネルギー庁のサイトでは、家庭でできるテレビの省エネ方法を公開しています。

・見ないときはスイッチOFF
・画面は明るすぎないようにする

32型の液晶テレビで1日1時間テレビを見る時間を減らした場合は年間で約520円、画面の明るさを最大から中間にした場合は年間で約840円と、それぞれ節約効果があると発表しています。

引用：省エネポータルサイト

洗濯機

洗濯機の電気代の節約方法は、乾燥機能の使用を避けることに尽きるでしょう。

他には、天気予報を確認して晴れの日にまとめて洗う、排水フィルターや乾燥フィルターをこまめに掃除するなどがあります。

※洗濯12kg、乾燥6kgの洗濯乾燥機の場合

洗濯機の種類	洗濯1回の電気代	洗濯と乾燥の1回の電気代
ドラム式洗濯乾燥機(ヒートポンプ)	約2.2円	約28円
縦型洗濯乾燥機	約3.1円	約79円

引用：ドラム式と縦型　電気代・水道代の違い

上記の表を参考にすると、節約効果は縦型洗濯機よりドラム式のほうが高いことがわかります。次に洗濯乾燥機を買い替える際は、ヒートポンプのドラム式を検討するのもおすすめです。

照明

家族が多ければ多いほど、かさむ照明器具の電気代。照明にかかる電気代を節約するには、「白熱電球からLED電球に変える」「蛍光灯からLEDシーリングライトに変更する」方法があります。

	電気代の変化
白熱電球からLED電球へ変更した場合	電気代は約1/8ほどになる
蛍光灯からLEDシーリングライトへ変更した場合	電気代は約1/2ほどになる

効果がかなり大きいため、電気代の節約方法として照明の変更は急務となるでしょう。

引用：あかりでできる節電シミュレーション

電気温水器

電気の力を使って、ヒーターでお湯を沸かす電気温水器。電源をこまめに切る、お風呂は時間を開けず順次入るようにすることなどが、家庭でできる節約方法となるでしょう。

また、今からマイホームを建てる方なら、ヒートポンプを使ってお湯を沸かすエコキュートを選んでおくことがおすすめです。エコキュートの電気代は、電気温水器の1/3～1/4ほどだといわれています。

生活用品を見直す

電気代の節約方法には、初期投資をしての思い切った「生活用品の見直し」もあります。

省エネ対応の家電に買い替える

電気代の節約方法は、省エネ対応の家電に買い替えることです。10年前と現在の冷蔵庫を比較すると、40～50%近くの省エネになることがわかっています。10年経過した家電は長期保証も切れていくため、早めの買い替えが電気代の節約にもつながるでしょう。

遮光カーテンに買い替える

最近の遮光カーテンには、外からの熱が伝わりづらく、室内の熱を逃がしにくい遮熱効果もセットになっている商品が多く発売されています。冷暖房効果を高めるため、電気代の節約方法としてもおすすめです。

季節に合わせた使い方を見直す

電気代の節約効果は、季節に応じた使い方を見直すだけでも期待できます。

【夏】冷房器具の使い方

エアコンの場合、夏場の冷房温度は、1℃上げることで約10%の節電効果があるとされています。省エネ推奨温度は28℃です。上着を着こむくらいに低い温度に設定されていた方は、電気代の大きな節約方法となるでしょう。

【冬】暖房器具の使い方

環境省が推奨する暖房器具の設定温度は20℃です。冬場の暖房器具についても、1℃下げることで約10%の節電効果があるとされています。室内用の防寒グッズなどを組み合わせながら、無理のない範囲で電気代の節約を計っていきましょう。

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光熱費を節約するなら電気代だけでなく、LPガス料金の見直しもおすすめです。プロパンガス料金は業者が各自で設定できるため、他社と比較しないまま契約してしまった場合は、高額な料金を支払い続けているケースもあります。

そんな場合は、電気代とともにLPガス代の見直しも急務です。お悩みの方は、ぜひ「プロパンガス料金適正化協会」へご相談ください。オール電化でプロパンガスとの併用に切り替えたい方にも、当協会への相談がおすすめです。電話やLINEによる無料相談、信頼できるプロパンガス会社の紹介など、専門スタッフによるサポートを受けられます。

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