今利用しているプロパンガスが高いと感じるのであれば、プロパンガス会社の見直しを考えるべき。
戸建てなど自分が所有している建物・物件に暮らしている方は、プロパンガス会社を自分で変更可能ですが、多くの方はその方法が分からずにプロパンガスの切り替えに踏み切れていません。
今回の記事では、プロパンガス会社を変更する方法やトラブル発生時の注意点について説明していきます。
プロパンガス会社の変更を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
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LPガス会社変前にすべきこと
プロパンガス会社を変えようと思った時は事前に行うべきことがあります。この確認が不足していると、プロパンガス会社を変更しても思うような効果が得られない可能性が考えられるでしょう。
現在の契約内容の確認
新しいプロパンガス会社を探す前に、現在のプロパンガス会社との契約内容を確認してください。
多くのプロパンガス会社では次のような料金体系が採用されています。
- 基本料金:ガスを使用しなくてもかかる固定費用のことです。
- 従量料金:ガスの使用量に応じてかかる費用でプロパンガス会社によって単価が変わります。
基本料金と1㎥の従量単価が分かれば、他のプロパンガス会社との比較が進めやすくなります。同時に自分の暮らしている地域のプロパンガスの基本料金・従量料金の平均も知っておきましょう。
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LPガス会社変更の費用はいくら?
ここではプロパンガス会社を変更するために必要な費用について説明します。
負担額0円!違約金について
本来であればプロパンガス会社を変更すること自体に費用は発生しません。しかし、現在のプロパンガス会社との契約内容によっては違約金を請求される可能性があります。
今契約をしているプロパンガス会社と最低契約年数の定めがある契約を結び、契約期間内にプロパンガス会社を変更する時には、1〜15万円の違約金が請求されるでしょう。
プロパンガス会社の最低契約年数は10〜15年と定められている場合が多いです。
違約金については十分な説明があるべきですが、残念ながら説明が不足したまま契約に至っている事例も珍しくありません。
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LPガス会社変更は誰ができる?
今のプロパンガス会社に不満を感じていても、必ずプロパンガス会社を変更できるとは限りません。ここではプロパンガス会社を変更できる人について説明しましょう。
3つの条件に当てはまる人のみが可能
プロパンガス会社を変更できる人の条件は下記の通りです。
- 戸建て物件の所有者
- 店舗や事務所などを営む該当の建物の所有者
- アパート・マンションの所有者
貸家住まいの方や賃貸契約のアパートやマンションには建物を管理するための管理会社またはオーナがいます。入居者が自分の判断でプロパンガス会社を変更することはできません。
該当の建物の所有者でないのにプロパンガス会社を変更したいという時には、オーナー・管理会社の同意が必要です。
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LPガス会社変更方法【手順付き】
ここからはプロパンガス会社を変更する方法について詳しくまとめました。プロパンガス会社の変更を考えているのなら、ぜひ参考にしてください。
ガス会社の切り替え先を選ぶ
今使用しているプロパンガス会社の料金体系や契約条件を確認して新しいプロパンガス会社を探します。一つだけではなく何社かを比較検討すると良いでしょう。
公式サイトで料金設定が明らかになっていない時には、直接問い合わせが必要なこともあります。
この際、値段だけでプロパンガス会社を選んではいけません。極端に値段が安いプロパンガス会社の中には契約後に少しずつ料金を値上げするような会社も存在するのです。
値下げ・値上げに関する規則や最低契約期間が定められているかどうかも必ず確認してください。
切り替え先の料金プランを確認
切り替え先のプロパンガス会社の基本料金・従量料金を確認します。
いくつかのプロパンガス会社を候補に絞ったら、最終的な見積もりを出してもらうと良いでしょう。
見積もりをもらえば実際にかかる費用が分かりやすくなるだけでなく、丁寧な対応があり信頼できる会社かどうかも確認できます。
切り替え先へ解約手続きを依頼する
多くのプロパンガス会社ではガスの切り替えに必要な手続きの一つとして、今使用しているプロパンガス会社の解約代行を行ってくれます。
契約手続きの労力を減らすためには、初めから解約手続きまで任せられるプロパンガス会社を選ぶと良いでしょう。
ガスボンベ・メーター等の交換
今のプロパンガス会社の解約が成立したら、使用しているガスボンベ・メーターなどを新しい会社のものに交換します。この作業は新旧のプロパンガス会社同士で調整が必要です。
それぞれの会社が撤去と設置を別に行うこともあれば、新しいプロパンガス会社が撤去を委託される場合もあります。
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LPガス会社変更トラブル対処法
次に、プロパンガス会社を変更する時に発生しやすいトラブルと対処法について説明します。
現在契約中のガス会社から引き止められた場合
プロパンガス会社の変更を希望した時に、今利用している会社から引き止めを目的とした値下げの提案をされることがあります。
切り替えを考え直すのも良いですが、その後また値上がりする可能性も考えられるでしょう。そのため引き止めには応じない意志をはっきりと支えることが大切です。
違約金請求があった場合
解約のための違約金を請求された時には、契約書を確認してください。何の説明もなしに請求書を送りつけてくるプロパンガス会社も存在します。
違約金があまりに高額な場合・違約金について契約書に記載されていない場合には違約金を支払わずに済む可能性があります。
違約金の請求に困っている時には、プロパンガス料金適正化協会にご相談ください。
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LPガス会社変更でよくある質問
最後にプロパンガス会社を変更する時に多くの人が感じる疑問点をまとめました。
プロパンガス料金を安くすることは可能?
プロパンガスは公共料金と違って各会社が自由に料金を設定可能なので、プロパンガス会社を切り替えることでプロパンガスの料金が安くなる場合がございます。
プロパンガスの料金相場はいくら?
プロパンガスの料金相場はお住まいの地域によって変わります。
そのため料金相場が分かりにくく、自分が割高なプロパンガス料金を支払っていることに気が付けない方も少なくありません。
全国平均の基本料金は月1,832円、従量単価は541円です。
集合住宅でもプロパンガス料金変更は可能?
集合住宅に暮らしていてプロパンガス会社の変更を考えているのなら、賃貸なら物件のオーナー・分譲なら他の世帯の同意が必要です。
集合住宅は全ての世帯のガス管が繋がっているので、全世帯がプロパンガス会社を変更することになります。
解約時は自分で連絡するの?
プロパンガス会社を変更する時には新しく利用するプロパンガス会社に解約代行を依頼できます。
その際は委任状を記載する必要があります。
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ガス会社変更の際はプロパンガス料金適正化協会にご連絡ください!
プロパンガス料金や切り替え先について相談は、「プロパンガス料金適正化協会」までお問い合わせください。当協会はLPガス料金の透明化を推進する消費者保護団体です。
プロパンガスの専門家による無料相談や透明性の高いガス業者の紹介を行っています。新規契約でガス業者を探している方にも、わかりやすくプロパンガスの疑問にお答えしています。
まとめ
プロパンガス会社を変更する時に知っておくべきことや、具体的な手順について説明しました。プロパンガス会社は電気や水道などの公共料金とは違い各会社が自由に料金を設定できるようになっています。
そのため、契約内容によっては他社よりも高額なガス代を支払っている可能性があるのです。
まずは自分が暮らす地域のプロパンガス料金相場を知って、プロパンガス会社の見直しが必要かどうかを検討するべきでしょう。
プロパンガス会社の切り替えに不安を感じているのであれば、ぜひプロパンガス料金適正化協会にご相談ください。