プロパンガスや都市ガスを使っていてガス代が急に高くなった時や、他の世帯と比べて自宅のガス代が高いことに気がついた時にはどうすれば良いのでしょうか?
光熱費は毎月必ず必要なものなので、そのせいで家計が苦しくなる状態は避けなくてはいけません。
今回の記事では、ガス代が高い原因とガス代を安くする方法についてまとめました。
ガス代を節約したいと考えているのなら、ぜひ参考にしてください。
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【通常】ガス代が高い原因
一時的なものではなく通年を通してガス代が高い原因には、以下のような可能性が考えられます。
自分のガス代が普段から高いと感じているのなら、その原因を探ってみましょう。
これらの原因は複数該当することも珍しくありません。
ガス単価が高い
そもそもガス単価が高ければ、ガスを節約してもガス代を安くすることが困難です。
特にプロパンガスはガス単価を会社ごとに自由に設定可能なので、地域の適正価格以上の値段が設定されている恐れもあるでしょう。
使用量が増えた
ガスの使用量が増えればガス代も値上がります。
急にガス代が高くなった方は、まずガスの使い方やガスを使う人の人数に変化がないかをみてみましょう。
湯船にお湯をためる回数が増えた・ガスストーブなどの暖房器具を購入したなどがガスの使用量が増える行動の具体例です。
給湯器の熱効率が悪い
ガスを使った給湯器はガスで火を燃やしてお湯を作ります。そのため給湯器の熱効率が悪いと、多くのガスを消費してしまうのです。
昔の給湯器は非常に熱効率が悪かったものの、今では排熱も利用可能な「エコジョーズ」など、少ないガス消費で効率良く水を温められる機種が増えています。
ただし、最新の設備を使用しても給湯器の故障によってガスの消費量が増える可能性もあるでしょう。
プロパンガスを使用している
プロパンガスは都市ガスよりも毎月の費用が高くなる場合が多いです。
プロパンガスは都市ガスと違って地下のガス配管を使用せず、ガス会社がガスを充填したボンベを利用者宅まで運搬・設置・定期的な取り替えをしないといけないため、コストが上がってしまうのです。
さらにガス単価が会社によって変わるだけでなく、会社が同じでも家庭ごとに料金が違うこともあります。
その料金設定自体が不透明なので、他のご家庭との比較も難しいでしょう。
プロパンガス契約者におすすめな節約法
プロパンガスを使用している方におすすめのガス代節約方法にはさまざまなものがあります。
どの節約方法も簡単に取り組めるものばかりなので、ぜひ参考にしてください。
【お風呂・キッチン】プロパンガス安くする方法14選|簡単節約術や目安料金を徹底紹介
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【突然】ガス代が高くなる原因
次に急にガス代が高くなる原因を説明しましょう。
ガス代が急に高くなる原因は比較的特定しやすいと言えます。
冬による気温低下
気温が低い季節は湯船にしっかり浸かりたくなる・お風呂やシャワーの温度を高くする・ガスを使う暖房器具を使うようになるなど必然的にガスの使用量が増えます。
一般的には年間を通して冬の方がガス代が高くなりやすいのです。
1~3月の冬の季節がピーク
日本では特に外気温が下がる1〜3月が最もガスの使用量が増える季節です。水道水の水温も夏に比べて15度以上低くなり、その分水温を上げるのに多くのガスが消費されます。
普段はシャワーしか使わないという方でも、この時期は寒さに耐えられずに湯船に入るようにしているという方も増えるでしょう。
ガス機器の買い替えをした
ガス機器の買い替えをしたことで急にガス代が高くなる可能性もあります。具体的には、ガスファンヒーター・給湯器・ガスストーブなどがその例だと言えるでしょう。
最新の機器だからといって、必ずしもガスの消費量が抑えられているとは限りません。性能が高くなるほど多くのガスを使用する場合もあるのです。
特に使用可能な湯量が多い給湯器はガスの使用量が増える原因になります。
ガスコンロの不具合
ガスコンロが不具合を起こしてガスの使用量が増えることもあります。自宅のガスコンロが耐用年数を過ぎている場合には十分な注意が必要でしょう。
ガス料金の急な値上げ
これまでの原因に該当しないのにガス代が高くなったという方は、使用しているガス会社のガス料金が値上げされた可能性があります。
利用者に対して通知をせず不当な値上げを実施しているガス会社も存在するため、直接ガス会社に問い合わせをしてみるべきでしょう。
ガス代の適正価格
そもそも自分のガス代が適正であるのかどうかを知るために、ここでは世帯人数別のガス代の平均料金をお伝えします。自分の家のガス代と比較してください。
世帯人数別の平均料金(1ヶ月)
世帯人数別のガス代の平均料金を表にしました。
世帯人数 | 1ヶ月の平均的なガス代 |
---|---|
1人 | 3,012円 |
2人 | 4,488円 |
3人 | 5,061円 |
4人 | 5,129円 |
5人 | 5,350円 |
6人〜 | 5,700円 |
※参照:e-Stat統計で見る日本「4.世帯人員・世帯主の年齢階級別(2019年調査)」
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ガス代を安くする方法
自宅のガス代が平均価格よりも高いと知った時は、ガス代を安くする方法を知るべきです。
自分が取り組める方法を見つけてください。
値下げ交渉をする
プロパンガスを利用している場合は、値下げ交渉をしてみるという手段があります。プロパンガスは会社や家庭ごとにガス料金の設定が変えられるため、交渉次第でガス料金を値下げできる可能性があるのです。
適正料金以上のガス料金が設定されているのなら、交渉を試してみることをお勧めします。
契約中のガス会社から切り替える
プロパンガス会社の中には適正価格以上のガス料金を設定している・ガス料金を不当に値上げしている会社が存在します。
値下げ交渉に応じてもらえない時には、プロパンガス会社自体を切り替えるべきでしょう。
切り替え作業を代行してくれるプロパンガス会社を切り替え先に選べば、手軽にプロパンガス会社を変えられます。
都市ガスへ切り替える
プロパンガスは運搬などのコストが必要なことから、都市ガスよりも毎月の使用量が増えてしまうというデメリットがあります。
都市ガスが選択可能な地域に暮らしているのなら、思い切って都市ガスに切り替えるのも良いでしょう。
ただし田舎や離島などは都市ガスの配管が通っていない場所もあり、都市ガスの利用が不可能なお宅も多いです。
都市ガスの対象外の地域に暮らしている方は、先ほど紹介した2つの方法のみで検討してください。
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プロパンガス(LP)は都市ガスよりなぜ高い?
ここでは、プロパンガスが都市ガスよりも高くなってしまう理由についてより詳しく説明しましょう。
不透明な価格設定
プロパンガスは各プロパンガス会社でガス料金が公開されていない場合もあり、自分が支払っているガス料金が他の会社に比べてどうなのかが分かりにくくなっています。
そのため気づかずに適正価格以上のガス代を請求されている可能性も考えられるのです。
人件費・配送等のコストがかかる
都市ガスは電気や水道と同じように配管を通して人の手を介さず供給されますが、プロパンガスはガスをボンベやタンクに詰めて配送しなくてはいけません。
だからこそガス配管の通っていない山中や離島でも使用可能なエネルギーであると言えるのですが、その分ガス料金に人件費・ガソリン代などが上乗せされるのです。
無償貸与による設備費用の上乗せ
プロパンガスを使用するために必要な設備は配管工事費を含めて25万円ほどかかりますが、多くのプロパンガス会社ではこの費用を契約時に請求しません。
ガス設備を無料で貸し出す無償貸与契約を結び、毎月のガス代に設備費を上乗せして償却するのです。
そのため設備費償却を目的として、契約期間に縛りが設けられています。
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LPガスの料金相談は「プロパンガス料金適正化協会」
プロパンガスを使用していてガス料金が高いと感じるのであれば、プロパンガス料金適正化協会にご相談ください。
プロパンガス適正化協会では、優良なプロパンガス会社の紹介・プロパンガス料金についてのお悩みに対するアドバイスなどを無料で行っています。
まとめ
ガス料金が高い時には、季節やガス機器の影響を受けて急にガスの使用量が増えたことが原因の可能性もありますが、元からガス料金が適正価格以上で設定されている場合も考えられます。
ガスは毎日使うエネルギーです。自分のガス契約を見直して適正な価格でガスが使えるようにするべきでしょう。