ガスが止まったのはなぜ?【プロパン・都市ガス別】原因8選・復旧方法をやさしく解説

料理中やお風呂を沸かしているとき、「あれ?ガスが出ない…」という状態に出くわすと不安になりますよね。
ガスが急に止まる理由は、故障だけではなく、安全装置の作動や料金の支払い状況、季節による影響など身近なものが多くあります。

この記事では、ガスが止まったときの主な原因と対処法、プロパン・都市ガスそれぞれの注意点をまとめて紹介します。
初めてのトラブルでも落ち着いて対応できるよう、分かりやすく整理しました。

プロパンガス料金が高いか安いか、プロパンガス料金の確認をしています。
  1. ガス料金自動診断でガス料金が高いか安いか診断お願いします
  2. 「高い」と結果が出たら当協会へご相談ください
  3. 専門担当者が最初から最後まで無償でご相談を承ります

※年間3000件以上のプロパンガス割高な料金問題を解決してお役に立ちしています

地域別でプロパンガスの適正価格・平均価格をチェック

▶︎▶︎▶︎プロパンガス料金のご相談やお見積もりはこちら

目次

なぜ?ガスが止まる代表的な理由3選

ガスが突然止まると心配になりますが、多くの場合は設備が正常に働いている証拠でもあります。
ガスは少しでも異常を検知すると安全のために自動で止まる仕組みになっており、ご自身で確認できることも多くあります。

まずは、ガス停止の代表的な理由を知っておくことが大切です。

原因1|ガス安全装置の作動

もっとも多いのが、マイコンメーターの安全装置が作動したケースです。
地震の揺れ、ガスの大量使用、ガス圧の急な変動などを危険と判断し、自動でガスを止めるように設計されています。
冬場に多い「お風呂を沸かしながら料理をする」といった同時使用も装置が反応しやすい条件のひとつです。

メーターのランプが点滅していれば安全装置が作動している可能性が高く、まずここを確認しましょう。

原因2|ガス料金の未払い

思いがけない原因として、ガス料金の支払い忘れもあります。
プロパンガスは検針日が各社で異なるため、支払いタイミングを把握しにくいことがあります。

供給停止前には通知が届くしくみになっていますが、見落としてしまうケースも少なくありません。
もしガスが止まって理由が分からないときは、一度支払い状況を確認してみると解決の手がかりになります。

原因3|ガス機器の故障

すべての機器が使えない場合はガス自体の問題ですが、コンロだけ・給湯器だけといった部分的なトラブルは機器側の故障が疑われます。
給湯器は10年以上使用すると不具合が起きやすく、冬には凍結によって着火できないこともあります。

機器のエラー表示が出ていないか、他のガス機器は使えるかを確認しながら原因を絞り込みましょう。

\簡単60秒!無料相談!/

【プロパンガス】ガスが止まる理由

プロパンガス(LPガス)はボンベから供給される仕組みのため、都市ガスとは違うトラブルが発生することがあります。
プロパン特有のポイントも知っておくと、原因を判断しやすくなります。

ボンベ残量不足

プロパンガスはボンベを交換して使うため、残量が少なくなるとガスの出が弱くなったり止まったりします。
通常はガス会社が残量を管理していますが、通信障害や天候によって交換が遅れる場合があります。

また、寒い時期はボンベ内でガスが気化しにくくなり、残量があってもガス圧が下がることがあります。
トラブル時は残量計を確認しておくと判断の助けになります。

レギュレーターの凍結

冬場に多いのが、外に設置されているレギュレーター(圧力調整器)の凍結です。
急な冷え込みで内部が凍り、ガスがスムーズに供給されなくなることがあります。

無理に温めると事故の原因になるため自然に解凍を待つか、急ぐ場合はガス会社に連絡して対応してもらうと安心でしょう。

設備の老朽化

屋外に設置されるプロパン設備は風雨や日差しの影響を受けやすく、年数が経つと劣化が進みます。
ホースや配管の老朽化によって安全が確保できない場合、ガス会社が供給を一時的に止めることもあります。
定期的な点検や設備交換を行うことでトラブルを防ぎやすくなります。

\簡単60秒!無料相談!/

【都市ガス】ガスが止まる理由

都市ガスは広い範囲にガス管で供給されているため、プロパンとは異なる事情で止まることがあります。
家庭内の確認だけでは解決できないケースもあります。

地域単位の供給停止

地震・豪雨など災害が発生すると、安全確保のため地域全体でガス供給を止めることがあります。
この場合は自宅の問題ではないため家庭内の操作では復旧できません。

自治体やガス会社の公式サイトで状況を確認し、復旧作業を待つ必要があります。

ガス工事・配管切替の影響

道路工事や建物の配管切替作業の影響で、一時的にガスが止まることがあります。事前に通知があることが多いものの気づかないこともあります。工事後にガスが出ないときは元栓の閉まりやメーターの作動など、別の原因が重なっている可能性もあります。

\簡単60秒!無料相談!/

ガス止まった際に確認したいポイント

ガスが止まってしまっても、ひとつひとつ確認していけば自宅で解決できるケースが多くあります。
特にマイコンメーターが原因の場合は、利用者による復旧で改善しやすいのが特徴です。
以下の順番で確認すると、原因が見つけやすくなります。

ガスメーターの表示を確認

最初にチェックしたいのがガスメーターのランプです。
点滅していれば安全装置が作動してガスが止まっている状態です。
メーター本体に復旧方法が書かれていることが多く、ボタンを押して数分待つだけで再開できるケースもあります。

また、ガス栓が閉まっていないか、ホースが緩んでいないか、機器のエラーが出ていないかも確認しておくと原因を早く見つけやすくなります。

ガス栓の開閉を確認

掃除や家具の移動などで誤ってガス栓を閉じてしまうことがあります。
特にコンロの下や給湯器付近の元栓は見落としやすいため一つずつ開閉を確認しましょう。

またゴムホースの外れや緩みもガスが出ない原因になります。
栓とホースの状態をあわせてチェックすることで、単純な操作ミスかどうかを判断できます。

他の機器が使えるか確認

どの機器が使えないのかを把握すると、原因の特定がスムーズに進みます。
すべて使えない場合はガス供給側の問題が考えられますが、給湯器だけ使えない場合は凍結や故障が疑われます。
他の機器が正常に使えるなら、ガスそのものではなく設備側のトラブルの可能性が高くなります。

\簡単60秒!無料相談!/

ガス止まった際の復旧手順

原因の見当がついたら、安全に復旧する方法を確認していきましょう。
操作はシンプルですが手順を守ることが重要です。

マイコンメーター復旧

すべてのガス機器のスイッチを切ったあと、メーターの復帰ボタンを押して数分待ちます。
途中で機器を使おうとすると正しく復旧しないことがあります。
何度も止まる場合は他の異常が考えられるため、自分で続けて操作するのは避けましょう。

凍結時の対処

冬場に給湯器のお湯が出ない場合、配管や内部が凍結していることが多いです。
この場合は自然に解けるのを待つのが安全です。むやみに温めると故障の原因になることもあります。

さらに、電源や凍結防止ヒーターが作動しているかも確認してみてください。

業者を呼ぶべきケース

以下のような場合は早めに業者へ連絡することが必要です。
・ガスの匂いがする
・メーター復帰しても繰り返し止まる
・設備が古く不安がある
・工事後からガスが使えなくなった
専門スタッフに対応してもらうことで安全に復旧できます。

\簡単60秒!無料相談!/

ガス止まったときの注意点

ガスが急に止まると焦ってしまい、つい普段通りに点火を試したり、あれこれ操作してしまいがちですが、誤った対処は思わぬ事故につながることもあります。

まず大切なのは「原因がわかるまで無理に使わない」ことです。
ガス設備は安全装置が働くよう精密に作られているため、原因を確かめながら落ち着いて対処することが安全につながります。

何度も点火を繰り返さない

ガスが出ていない状態で点火を繰り返すと、点火しないガスが室内に溜まり、火がついた瞬間に引火する危険があります。
とくに給湯器は点火に時間がかかり、操作を何度も続けやすいため注意が必要です。

「おかしいな」と感じたら、まず機器の使用をやめ、窓を開けて換気しましょう。
そのあとで元栓やメーターの状態を確認し、原因を安全に探るようにしてください。

ガス漏れが疑われるときの対応

ガスの匂いがしたり、「シュー」という異音がする場合は、すぐに火気厳禁で行動します。
換気をする際も、換気扇のスイッチは入れず、窓や扉を手で開けて自然換気を行うのが鉄則です。
また、電気スイッチの操作も火花が出る可能性があるため避けてください。

安全を確保したら屋外へ移動し、ガス会社または保安機関へ連絡し、指示に従いましょう。
自分で原因を探ろうと機器を触るのは危険なため、専門スタッフに任せるのが最も安全です。

\簡単60秒!無料相談!/

ガスが止まったときによくある質問

Q1. メーター復旧してもすぐ止まるのはなぜ?

復旧してもすぐ止まる場合はメーターが何度も異常を感知している可能性があります。
ガス漏れの兆候やガス圧の不安定、機器の故障などメーターが危険と判断して止めていることが考えられます。
何度もボタンを押すのは危険で逆に状況を悪化させる可能性もあります。

特にガスの匂いがする、複数の機器が同時に動かないなどの状態ならすぐにガス会社へ連絡し専門スタッフに見てもらうようにしましょう。

Q2. プロパンガスはボンベ残量切れで止まる?

プロパンガスはボンベを交換して使うため残量が減るとガスが不安定になったり止まったりします。
ガス会社が通常は残量を管理していますが通信不良や天候で交換が遅れることがあるでしょう。

また、冬はボンベ内のガスが気化しづらくなり残量があってもガス圧が下がって使えなくなる場合があります。
ガスが止まったと感じたときはボンベ横の残量計を見て状況を確認し不足していれば早めに交換依頼をするのをおすすめします。

Q3. 給湯器だけ使えないのはなぜ?

給湯器だけ使えない場合、多くはガスではなく給湯器側に原因があります。
内部の部品劣化や凍結、配管トラブルなどがよくある理由です。

特に冬場は水が凍ってお湯を作れなくなり「ガスが止まった」と勘違いしてしまうこともあります。
コンロが正常に使えるならガス供給には問題がないため給湯器のエラー表示や電源状態を確認してみましょう。

Q4. ガスの匂いがするときはどうする?

ガスの匂いを感じたらまず火や火花の出る操作を絶対に行わないようにしてください。
ライターの使用はもちろん電気スイッチにも触れず窓を開けて自然換気を行いましょう。
そのうえで屋外に出てガス会社または保安機関に連絡してください。

原因を自分で調べたり機器を操作したりするのは危険です。
専門スタッフに任せて安全を確保しながら指示に従うのが最も安全な行動になります。

\簡単60秒!無料相談!/

まとめ

ガスが止まるのは、安全装置の作動、料金未払い、凍結、機器の故障、工事の影響などさまざまな理由があります。
しかし、多くのケースは落ち着いて確認すれば自宅で改善できます。プロパンと都市ガスでは原因も違うため、自宅のガス種別に応じて対処法を知っておくと安心でしょう。
不安を感じる点がある場合は無理に操作せず、早めにガス会社へ相談することをおすすめします。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次