プロパンガスの開栓手続きは、どのように進めていけばよいのでしょうか。進学・就職・転勤などで、LPガス物件を初めて住まいに決めた方は、どうやって開栓するのか、準備するものは何かあるのかわからない方も多いでしょう。
今回は、プロパンガスの開栓手続きの流れや準備するものについてわかりやすくご紹介します。
開栓手続きをうっかりして忘れたり事前準備を間違えたりすると、せっかくの引っ越し日にガスが使えなくなってしまいます。
慌てることのないように、LPガスの開栓手続きの流れや準備するものをしっかりと把握しておきましょう。
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開栓はLPガス会社に連絡すべき?
プロパンガスの開栓は、賃貸物件仲介および不動産業者が代行してくれるわけではありません。
入居日までに自分でLPガス業者にオンラインや電話でコンタクトを取る必要があります。
アパート・マンション・戸建て(借家)の場合
新しい住まいが賃貸物件であれば、プロパンガス業者はオーナーによって決められています。そのため、入居契約が結ばれた日にオーナーや管理会社から、開栓に関する連絡先を教えてもらえるでしょう。
物件への入居日が決まり次第、ガス業者に開栓作業の予約を取ります。春の引っ越しシーズンは開栓申込みが立て込むため、早めに予約を押さえておきましょう。
戸建て(持ち家)の場合
新しい住まいが戸建て(持ち家)の場合、注文住宅であれば施主がLPガス業者を自身で選定しているか、ハウスメーカーから案内を受けているはずです。持ち家でも建売住宅であれば、建設業者によって決められていることもあるでしょう。
どちらにせよ、自身でガス業者に開栓予約をしなければならない流れは同じです。
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LPガス開栓に必要なもの
プロパンガスの開栓手続きに必要なもの、するべきことをご紹介します。
とくに転勤や就職、進学などで遠方から転居される方は、たくさんの荷物に紛れて肝心なものが見つからない、すっかり忘れていたなど焦ることもあるので、前もっての準備が大切です。
- 料金引き落とし先のキャッシュカードまたはクレジットカード
- 口座振替の場合は預かり保証金(1~2万円)
- 水道・電気の開栓
- ガス機器の用意(備え付けでない場合)
最近のLPガス開栓は、立ち合い時にカードリーダーから口座振替登録が可能になっています。登録できない金融機関や当日にカード類の準備が難しい場合は、期日までに申し込み用紙に口座番号記入と押印でガス業者に返送する流れです。
また、引き落とし手続きが完了するまでは、支払いがコンビニ払いになることも。バーコードが記載された払込票が郵送されるので、コンビニで支払います。このあたりは該当のガス業者によって違いがあるため、申込みサイトに記載された詳細をご参照ください。
保証金は必要な場合にのみ、ガス業者から準備してほしい旨の説明があります。金額はだいたい1~2万円程度で、退去時に返還または未精算時の料金として差し引きされるものです。
保証金をガス業者に預けると、受領証が手渡されるので大切に保管しておくようにしましょう。作業日当日は宅内でガスがきちんと使えるかどうかの点火確認を業者が行います。
備え付けでない場合は、LPガス用のガスコンロを事前に準備しておきましょう。また、ガス給湯器のチェックには電気と水道が必要なので、ガスの開栓までに使えるようにしておく必要があります。
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LPガス開栓の手順
ここからは、プロパンガス開栓の流れをステップ順にご説明していきます。
1.LPガス会社に連絡
まずは、プロパンガス会社にインターネットや電話でコンタクトを取ります。最近ではオンラインで開栓手続きの申込みをする流れになっていることがほとんどです。
2.LPガス開栓の申し込み
LPガス会社に開栓手続きの申込みをします。予約日ですが、新しい住まいが距離的に近い場合は、引っ越し日以前に先に開栓手続きを済ませておくこともおすすめです。賃貸物件、購入物件ともに鍵を引き渡された日から室内に入れるようになります。
新しい住まいが遠方の場合は、引っ越し日当日もしくは前後の日程での開栓作業になるでしょう。入居日が決まったら早めに予約を確保しておくことで、引っ越ししてすぐに温かいお湯を使えるようになります。
3.LPガス開栓作業の立ち合い
プロパンガス開栓の予約当日は、本人と業者が立ち合っての作業となります。立ち合いは物件の名義人ではなく、配偶者や家族などでも大丈夫なケースがほとんどです。
また、開栓作業の予約時間は午前か午後の2通りでざっくりと予約する傾向にあります。先の予約者の開栓が終わり次第、順番にやって来るシステムです。来る前に電話で教えてもらうようにしておくと、スケジュールの都合をつけやすくなるでしょう。
4.LPガス機器の点検
プロパンガス開栓作業では、ガス機器の点火確認や重要事項の説明、支払先の登録、書面の交付などを行います。手続きや作業にかかる時間は、すべて含めて30分ほどが目安です。
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LPガス開栓の注意点
開栓するときの注意点は、前もって準備するガスコンロの種類を間違えないことです。ガスコンロは都市ガス用とプロパンガス用に分かれています。LPガス契約で都市ガス用のコンロ使用は不可能です。
購入時に間違えないように気をつけておきましょう。他には、開栓したい日の何日前に申し込めばよいのか、該当のガス業者に確認しておくことも注意点です。
オンラインでの申込みページに「4営業日前まで」など予約の流れが記載されていることが多いのでチェックしておいてください。
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LPガス開栓でよくある質問
ここからは、プロパンガス開栓でよくある質問をまとめています。わからないことがある方は、ぜひ参考にしてみてください。
LPガスの開栓に何日かかる?
点火確認や説明が終了次第、正式にプロパンガス開栓となります。LPガス業者が帰ればすぐに料理を作ったり、温かいお風呂に入れるようになります。
土日の開栓依頼も可能?
プロパンガスの開栓依頼は土日祝日(年末年始も含む)はもちろん、年中無休で承っているところがほとんどです。ただし、希望する日時に予約が必ず取れるとは限らないため注意です。
立ち合いが難しい場合は?
プロパンガスの開栓は、ガス使用による危険も伴うため、立ち合い必須です。法律でも定められているため、都合がつけられないからといって立ち合いをスキップすることはできません。
しかし、仕事の都合などでどうしても難しい場合もあるでしょう。その場合は配偶者や家族など代理をたてることで開栓できます。代理人が変わりに手続きしてくれる旨をガス業者に伝えておくようにしましょう。
開栓は自分でもできる?
プロパンガスの開栓を自分で行うことはできません。契約先のガス業者で専門の資格を持ったスタッフの元での開栓作業になります。
開栓手続きを忘れた場合は?
まずは、落ち着いてガス業者に電話で失念してしまっていたことを伝えてみましょう。ガス業者によって、対応が異なる可能性が高いです。
当日は無理である業者がほとんどになると思いますが、直近の日付で開栓してくれる可能性もあります。
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LPガスの料金相談は「プロパンガス料金適正化協会」
自由価格のプロパンガスは業者によって、販売価格や基本料金が大きく異なっています。透明性の高い適正価格で販売しているプロパンガス業者と契約したい方は、ぜひ「プロパンガス料金適正化協会」へご相談ください。
当協会は、適正価格でのLPガス販売を推進する消費者保護団体です。専門家によるアドバイスやガス業者の紹介を行っております。引っ越し後、プロパンガス料金の高さに疑問を感じる方からの料金相談も受け付けているので、気軽にお問い合わせください。
まとめ
開栓手続きには、事前の予約と当日の立ち合いが必須です。忘れてしまうとガス使用ができなくなるため、早めにガス業者に申し込んでおきましょう。
適正価格でのプロパンガス業者との契約を検討したい方、料金について相談したい方は、プロパンガス料金適正化協会へ問い合わせてみてください。無料相談をLINEやフリーダイヤルから受け付けているので、活用して困りごとを解決していきましょう。