相談事例8【ガス代で生活困窮】

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2011/11/25、札幌市在住の集合住宅にお住まいのA氏からの相談。

新築3年のアパートに家族4人で住んでいるが、毎月請求される高いプロパンガス料金が負担で生活に困っているとの相談でした。

2011年10月度の請求
25.3㎥使用で32,588円の請求・・・・ 基本料金2,700円 従量料金1,120円

A氏によれば、これから冬季に入ると一カ月のガス代だけで4~5万円の請求になる。
ガス会社に対して値下げ交渉を試みたが、新築間もないとの理由により配管工事代と設備費用がガス代に転換しているから高いとの理由により値下げに応じて頂けない
とのことでした。

管理会社が窓口の為直接オーナーに相談出来ないことを受け、当協会のアドバイスとして入居者全員と相談のうえ「嘆願書」を作成、全世帯署名・捺印のうえ管理会社・オーナー宛て提示することを勧めました。

全世帯署名・捺印の「嘆願書」をオーナー宛に提示した結果
全世帯の基本料金2,700円 従量料金600円で値下げ交渉成立に至る。

考察8

当協会の相談窓口には、メール・フリーダイヤル等で料金相談が相次いでいるが、過去の相談案件含め記録的高い価格設定です。当然、自由料金であるからして違法とは言えるものではないが、ポイントは以下の二点にあります。

ポイント1:配管工事代と設備費用がガス代に転換している問題。

賃貸集合住宅に於いては、物件建築に伴うガス工事費用・設備費用についてはオーナー側の負担です。

それを、毎月の入居者のガス代に転換しているとの説明するガス屋側も問題であるが、逆にそのような強気の商売が出来るガス屋の為の環境を創り続けてきた地域であることを問題視すべきです。

ポイント2:「嘆願書」の作成提出。

当然、物件入居の各世帯も同じ悩みを共有していることで、A氏が主体的に各世帯の同意を得て全世帯署名・捺印のうえ嘆願書の作成を提案しました。

その内容は、具体的な価格を設定して値下げに応じなければ全世帯一斉に他新築物件へ引っ越す旨を明記したうえで、管理会社を通してオーナーに対して毅然とした対応を行いました。

北海道エリアは、寒冷地であることと供給先が広いエリアに点在している為、プロパンガス配送コストの関係で他地域より高めの設定となっていることは理解できるが、競争環境に乏しいエリアであることは否定できません。

業界には、より一層の企業努力で透明性のある料金体系を期待したいものです。

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