【飲食店】プロパンガス料金見直し方法|他社の見つけ方・切り替えメリットなどを紹介

飲食店を経営していてプロパンガスの料金が高いと感じ、見直しをしたいと思っている時には、どのように切り替え先を見つけたら良いのでしょうか?

せっかくプロパンガス会社を変更しても、費用が高くなる・サービスが悪くなるようなことは避けなくてはいけません。

今回の記事では、プロパンガス会社を変更したいと考えた時に、どのように切り替え先を見つけるべきかという点や、切り替えのメリットについてまとめました。

飲食店を経営していて、ガス会社の切り替えを考えているのなら、ぜひ参考にしてください。

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目次

飲食店でかかる水道光熱費の目安量とは?

まずは自分のお店の水道光熱費が他店と比べて高いのかどうかを計算してみましょう。水道光熱費が高額過ぎると、利益の確保が難しくなってしまいます。

変動費の約5~10%が目安

飲食店で必要な費用には、固定費と変動費の2種類があります。

固定費は売上の30〜40%を占めるもので、主に家賃・減価償却費・通信費・保険料が該当します。簡単に言えば、売り上げの増減に関わらず、毎月同額が必要な費用です。

それに比べて変動費は売上の60〜70%を占めるもので、売上や使用量によって変動します。

具体的には、人件費・消耗品費・食材費や水道光熱費が変動費の一例です。

先ほどお伝えした変動費に含まれる水道光熱費は5〜10%に収まることが理想です。ガス料金はさらに水道光熱費の15〜20%程度になると良いでしょう。

例えば、毎月の水道光熱費は10万円の店舗では1.5〜2万円が基準となるガス代金だということです。

プロパンガス会社の乗り換えは可能?

プロパンガスが高いと感じたとしても、そもそもプロパンガス会社の乗り換えは実現可能なのでしょうか?

プロパンガスの乗り換え方法は、自分自身が物件所有者であるかどうかによって変わります。

物件所有者であり経営者である場合

自分が飲食店として活用している物件の所有者である場合は、プロパンガス会社の契約手続きが自分でできるため、会社の乗り換えが可能です。

乗り換え先のプロパンガス会社が決まれば、すぐに乗り換えできるでしょう。

物件が賃貸の場合

賃貸物件で飲食店を経営している時には、物件所有者の許可を得られれば、プロパンガス会社を変更できます。

所有者の許可がなくては、プロパンガスの乗り換え自体できないことを知っておきましょう。

プロパンガス会社の切り替えメリット

プロパンガス会社を切り替えることで、次のようなメリットが得られます。

経費削減に繋がる

飲食店では多くのガスを毎月使用するために、高い料金が設定されているプロパンガス会社を選んでしまうと、その費用負担で経営が傾いてしまう恐れがあります。

飲食店が商品のクオリティを下げずにガスの使用量を減らすことは困難です。そのため、飲食店がガス料金を低くしたいと考える時には、ガスの使用量ではなく契約内容やガス会社の方を見直すべきなのです。

プロパンガスの料金は基本料金+従来料金(従量単価×ガス使用量)で求められることから、基本料や従来単価が下げられれば、ガスの使用量を変えずにガス料金を節約できます。

飲食店での平均的なガスの使用量は300㎥以上なので、従量単価が50円下がるだけでも、毎月1.5万円・年間18万円ものガス代を削減可能です。

ガスの使用量が多い飲食店だからこそ、ガス代を節約した時に得られる効果も大きいと言えるでしょう。

ガス機器の無償貸与

プロパンガスの契約をするとガス機器が無料貸与されます。そのため、今使っている無料貸与中のガス機器が一新されるということです。

ガス機器は使用によって経年劣化していくものなので、ガス機器の買い替えを考えているのなら、プロパンガス会社の切り替えによって無料で新しいガス機器が使えるようになるでしょう。

他社見積もり前に確認すること

ここからは、プロパンガス会社の切り替えを考えて他社の見積もりを受け取る時に知っておくべき確認事項をまとめました。

契約中の内容を確認する

まず現在契約しているプロパンガス会社と、どのような契約を結んでいるのかを確認します。

契約書だけでなく請求書を見ながら、現在の基本料金や従量単価を把握してください。

もし内容に不明点があれば、ガス会社に直接問い合わせをしておきます。

地域の値段相場を調べる

飲食店がある地域のガス料金の相場を調べます。インターネット検索をすれば、特定の地域のプロパンガス値段相場を確認可能な場合もありますが、プロパンガス料金適正化協会でも、ご案内できます。

今のガス料金が地域相場よりも高額である事実が分かれば、次のステップに進みやすくなるでしょう。

契約中のプロパンガス会社と交渉する

次に、現在のガス料金が高過ぎると感じていることを、契約中のプロパンガス会社に伝えます。

場合によってはプロパンガス会社の切り替えでなく、現在のプロパンガス会社と料金を下げる交渉ができる可能性もあるでしょう。

特に地域の値段相場よりも現在のガス料金の設定が上回っているのなら、交渉の余地があります。

プロパンガス会社の見つけ方3選

プロパンガス会社の切り替えを行ったのに、結果的にガス料金が抑えられなかったようなことにならないためには、良心的かつ安心して利用できるプロパンガス会社を見つけなくてはいけません。

ここでは、プロパンガス会社の見つけ方を3つ紹介しましょう。

各県のLPガス協会へ問い合わせをする

各県にはLPガス協会という信頼できる団体が設置されています。このLPガス協会に問い合わせをすれば、良心的なプロパンガス販売店を紹介してもらえるでしょう。

各県のLPガス協会の公式ページに、プロパンガス販売店の一覧が掲載されていることもあります。

近くの販売店へ問い合わせる

近隣にあるプロパンガス販売店に直接問い合わせをして、プランや費用について相談をします。

プロパンガス販売店は電話帳や検索サイトで簡単に見つけられますが、数が多いためになかなか絞り込みが難しい場合もあるでしょう。

認定液化LPガス販売事業者を調べる

認定液化LPガス販売事業者とは、「液体石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律」に基づいて、プロパンガスの保安化に積極的に取り組んでいると認められた事業者のことを指しています。

「ゴールド保安認定事業者」と「保安認定事業者」の2種類が存在し、それぞれに設定された要件をクリアしたガス販売店が認定を受けているのです。

特にゴールド保安認定事業者には、プロパンガスの販売契約をした一般消費者のうち70%以上が次のような項目をクリアしていなければいけません。

  • 法令で要求する機能を持った遮断弁付きのガルメーターを使用する
  • 法令に基づいて保安確保機器の期限を管理している
  • 無線などの通信手段を使って集中管理システムによって緊急時にガスメーターを遠隔遮断できる

まとめ

飲食店では毎月多くのガスを使用するため、割高なプロパンガス会社を使っていると、多くの経費がかかってしまいます。

プロパンガス会社の切り替えは、経費削減に大きな効果が期待できると言えるでしょう。

プロパンガス会社の切り替えについて不安を感じる場合には、お気軽にプロパンガス料金適正化協会にご相談ください。

消費者様に適したプロパンガス会社選びをサポートします。

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