相談事例32 【プロパンガス料金値下げ交渉の極意】

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相談事例タイトル

2014年4月、札幌市内で集合住宅にお住まいの消費者A夫人からの相談。

先月、アパートに引っ越したが、賃貸料並みの高額なプロパンガス料金に驚きガス会社に相談したが、値下げに応じてくれないとの申し出。

37.2㎥→39,319円の請求  基本料金2,310/従量料金@1,009

築2年の築浅物件のためガス事業者負担の設備投資(無償貸与)もあろうかと思われるが、それにしても異常に高い料金設定である。相談者のA夫人によれば、賃貸料にも匹敵する高額なガス代に困惑されており値下げ交渉に何とか協力お願いしたいとの切実な相談であった。

あまりにも高額な料金であることを鑑み、相談者の強い要望もあり身内の立場と言う設定で、協会スタッフによる値下げ交渉を行い以下の条件で値下げ成立した。

基本料金1,800円/従量料金@570円


考察32

集合住宅にお住まいの消費者必見・・・究極の値下げ交渉方法公開。

プロパンガスは自由料金である。販売事業者は自由に料金設定が可能であるが、一方で消費者としての権利を行使できることを各販売事業者は忘れてはならない。
本件は、築2年の準新築物件である。事業者側からすれば、供給・消費設備の多額な投資を行い、加えて物件所有者(大家)との契約では「縛り」の契約が発生する。
つまり、他業者への変更は事実上不可能と言える契約書を縦に、この様な高額料金を請求してくる悪徳とも言える業者への対応事例である。

相談者Aさんの父親との設定で協会スタッフが値下げ交渉に当たる。まず、この高い料金設定の根拠を伺った。
事業者側の説明として、大家との契約で供給・消費設備の無償貸与が高値の理由との説明であった。が、それであれば納得しがたい旨クレームを入れる。何故なら、賃貸料で支払いしている費用区分だからである。つまり、各入居者に対して設備費の二重取りの構図になる。
急遽、業者側が責任者と入れ替わり、その説明の撤回を申し出てきた。
新人故、正確な説明が出来なかったとの弁明で、高値の理由は輸入価格の高騰と為替相場の変動によるものとの説明に終始する。
筋書き通りの説明である。さっそく、消費者としての権利を行使する。
全12世帯に供給のガス契約を全て解約(閉栓)すると申し出た。
他世帯の入居者からも高い料金に苦慮しているとの相談もあり問題意識も全世帯共有しており、今後、ガス給湯器は使用しない方策で全世帯同意していると説明した。
具体的には、「湯沸し太郎」という機器を全世帯購入する方針であること。
その維持費(電気代)は、1日/80円・・・月間2.400円で済む。
http://www.kumagai-dk.jp/wakasi1.htm (※注)
台所は、普及型のIH調理器(3.500円前後)購入で電気代は・・・月間500~700円程度。

そして、父親としての相談員が全世帯分の機器を買い与え全世帯閉栓させると申し出た。
結果、責任者の驚き様はかなりのもので、社長と相談するとの返答であったが、その二日後、値下げに同意との正式回答を得る。

(※注)  協会では「湯沸し太郎」についての性能・効果の検証はしておりません。
あくまでも、値下げ交渉カードとして取り上げました。

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