2012年2月、神奈川県在住のアパートにお住まいの主婦Cさんからの相談。
日頃からプロパンガスの料金が高いと思っていたが、さらなる値上げの通知が届いたとのこと。
輸入価格高騰により、従量料金@550円→580円の値上げ通知による料金相談でした。
該当のアパートは家族入居世帯であり、光熱費として高いガス代の負担は深刻な問題です。
改めて、担当管理会社担当者様からの相談も受け確実に値下げ出来る交渉法をお教えし、実行いただきました。
結果は以下のとおり本来の従量料金より安くなりました。
基本料金1,800円・ 従量料金@580円 → 基本料金1,800円・ 従量料金@380円
考察10
ガス屋さんの為のアパート経営
ご相談の主婦Cさんによれば、冬季には月/25~35㎥の使用量になり今回の値上げにより、毎月のガス代が二万円を超えるとのことでした。
本事案の対象が家族世帯で生活に直面している相談内容と、8世帯の五棟で合計40世帯入居物件であったことを鑑み、確実に全世帯値下げさせる方法を管理会社に説明しました。
具体的には、8世帯の五棟合計40世帯に供給している大手メーカーA社に対しての値下げ交渉となるのですが、ポイントは以下の二点となります。
現供給メーカーAに対抗しているメーカーB社名を掲げ、供給会社変更もチラつかせ交渉にあたる。
具体的要望で従量料金を明示する。(300円代後半)
プロパンガス料金適正化協会では、プロパンガス業界特有の業者間紳士協定等「悪しき慣習」の排除とプロパンガス市場を代表する消費者の声となり消費者保護を目的としてNPO法人時代から活動してきましたが、当協会のHPを介しての相談の約8割は集合住宅にお住まいの消費者です。
アパート管理会社・大家さんは、今回の事例を参考に物件の価値の向上と、入居者様への配慮に努めて頂ければ幸いです。
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